はぁ、つまんない。
こんな田舎つまんない。
都会から来た小学生の俺には、何にもない所としか思えない。
ザァーと風が吹き、俺の髪を揺らす。
「空何をしてじゃ、若いくせ」
「うるせー、何もしてねーよ」
偉そうにそう吐き捨てた相手はばあちやん。
海馬 伊宵(かいま いよい)。
元気すぎてとても年寄りとは思えない。
「なら、おもろい話をしてやろう」
「おもろい話?なんだよそれ?」
よっこらしょとその場にばあちゃんは座った。
「それでは、願いを叶えてくれる木の話をするかな」
こんな田舎つまんない。
都会から来た小学生の俺には、何にもない所としか思えない。
ザァーと風が吹き、俺の髪を揺らす。
「空何をしてじゃ、若いくせ」
「うるせー、何もしてねーよ」
偉そうにそう吐き捨てた相手はばあちやん。
海馬 伊宵(かいま いよい)。
元気すぎてとても年寄りとは思えない。
「なら、おもろい話をしてやろう」
「おもろい話?なんだよそれ?」
よっこらしょとその場にばあちゃんは座った。
「それでは、願いを叶えてくれる木の話をするかな」
