次の日、俺はここに来た。
毎日ここに来てやるよ、その約束どうり俺はここに来た。
「おーい、未花?」
「ふにゃあ〜、空?」
あくびをしながら、顔を出した。
「おはよう」
笑顔で、そう言っていた。
ドキッ!な、なんだこの気持ちはドキッ!って、なんだよ‼
「どうしたの?」
キョトンとした顔でこっちを見ている。
きゅるるるるるるー。
ん?なんの音だ?
「お腹空いた」
お、お腹空いただと⁉
お、おい人に見えない存在が…お腹空いただと⁉
「み、未花?お前何か食うのか?」
「え?食べるよう」
ゴソゴソと、何かを探り出した。
ほれと、いうように饅頭の箱を見せてきた。
饅頭の箱を開けて、パクリと一口饅頭をかじった。
え?え〜⁈
マジで?
ポカーんとしている。
見なくてもなんとなく分かった。
「はい」
未花が、木から飛び降りる…いや、天使が舞い降りるようなそんな感じで俺の目の前にきた。
そして、饅頭を俺に渡してきた。
「美味しいよ、あげる」
「お、おぅ、ありがとう」
パクパクと何個も食べていたのか、もう饅頭はほとんどなかった。
俺は、この饅頭いつのだろうと思いながらも、一口かじった。
「ねぇねぇ…」
その後は未花が、話を聞き一日があっという間に過ぎた。

そして、その夜俺はお腹を壊して一晩中トイレで過ごすことになった。