俺はそのまま屋上に行き、フェンスに凭れながら寝た。


★.・゚'。.・゚'。.・゚'。.・゚'。.・゚'。.・゚'★


「ん…」


寝みぃ…。


時計を見てみると、17:50。


8時間近く寝てたのかよ。


それなのに寝たりないって…、俺ってただのバカだな。


「愁達まだ居んのか?」


俺が立ち上がりドアへと近付いたとき、ドンッと言う音がした。


「空っ!?」


扉の前に立っていたのは、空の友達だった。


名前は…知らない。


「何だようっせーな。空ならここにはいないぞ?」


俺が空の友達に声を掛けると、驚いたようにこっちを見た。


「空に会わなかった!?」


空の友達は、声を張り上げながら俺に近付いてきた。


「見てねーよ。何かあったのか?」

「空が…」


空の友達は暫く溜め込んでから、次の言葉を発した。


「…空が百合野愛美に呼び出されたまま帰ってこないの!もう、1時間近く経ってるのに…」

「マジかよ…!!」


俺はそのまま走り出した。


待ってろ、空…!