俺はそのまま屋上に行き、フェンスに凭れながら寝た。
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「ん…」
寝みぃ…。
時計を見てみると、17:50。
8時間近く寝てたのかよ。
それなのに寝たりないって…、俺ってただのバカだな。
「愁達まだ居んのか?」
俺が立ち上がりドアへと近付いたとき、ドンッと言う音がした。
「空っ!?」
扉の前に立っていたのは、空の友達だった。
名前は…知らない。
「何だようっせーな。空ならここにはいないぞ?」
俺が空の友達に声を掛けると、驚いたようにこっちを見た。
「空に会わなかった!?」
空の友達は、声を張り上げながら俺に近付いてきた。
「見てねーよ。何かあったのか?」
「空が…」
空の友達は暫く溜め込んでから、次の言葉を発した。
「…空が百合野愛美に呼び出されたまま帰ってこないの!もう、1時間近く経ってるのに…」
「マジかよ…!!」
俺はそのまま走り出した。
待ってろ、空…!
