「空が俺を、嫌ってるからだと思う。興味が沸いただけだから」

「ふ〜ん。ま、空チャンに好かれる努力はしなよ?じゃないと空チャン、他の男に捕られちゃうから。ま、凪裟から奪おうって考える男(バカ)はいないと思うけど」

「分かってる。気をつけるから」

「せいぜい頑張りなよ〜。そろそろ俺、生徒会長と約束あるから行くね♪」


そう言って愁は、軽やかに走っていった。


空に好かれる努力か…。


何で俺が、んな面倒いことしねぇといけねぇんだよ。


どうせ空は、俺から離れていかないだろうし。


って愁に言ったら、怒られるだろうな。


ま、それはそれでいいけど。