すると夢歌は、何故かニヤニヤ笑い出した。 「咲本くんは、空にみとれてるのよ」 「は?」 夢歌が変なことを言い出した。 咲本凪裟があたしにみとれるだなんて、そんなおかしなことあるわけないじゃない。 「空、ホントだから♪」 夢歌はあたしにウインクをして、橘藍兎の方をみた。 何か、二人をみていると余計暑い。 「凪裟、海行こー?」 あたしはまだぼーっとしてる咲本凪裟のてを掴んで海の方へ連れていった。