『大丈夫…?』


あたしがそう言う前に、咲本凪裟はパーカーをあたしにかけた。




「へ?」



あれ?何か今日の咲本凪裟、いつもと違うような気がする。



何か、ぼーっとしてる。顔も赤いし。




「夢歌、凪裟何か変じゃない?」




隣にいた夢歌に、あたしは男子達に聞こえないようにこっそりと聞いてみた。