俺様ヤンキーと平凡女子



神宮寺愁。


真面目軍団に属していながら、有り得ないほどの女好き。


中学生のくせに、毎日遊び回ってるらしい。なのに、成績はトップ10には入ってる。


「藍兎がそこまで言うんだったら、別にいい…ぞ?」

「凪裟、ありがとう」


俺は藍兎の笑顔には弱いらしい。って言っても、ゲイじゃねぇけどな。同性愛とか興味ねーし。


「凪裟って、藍兎には弱いよなぁ。もしかして、藍兎が女顔だからか?」

「俺はそーゆう趣味はねーの」

「ハハッ。冗談冗談!」


冗談じゃなかった、ぶん殴ってるっつーの。


「藍兎、神宮寺呼んだのか?」

「さっきメールした」

「…そか」