俺様ヤンキーと平凡女子



周りのやつ(特に真面目軍団)は最初は驚いていて、藍兎のことを白い目で見ていたけど、だんだんとそれがなくなった。


「今日さ、俺の友達も呼んでいい?」


藍兎が周りの環境に慣れてきたときだった。


ある日突然、そう言い出したんだ。


俺達とここ最近ずっと藍兎はいたから、俺達以外のやつの話をするのは初めてだ。


「どーせ、真面目軍団だろ?」

「そーだよ。凪裟達の話したら、すごく羨ましがっててさ。仲良くしたいんだってさ」

「凪裟どーする?」

「…ん、却下。面倒くせぇ」


シクシク…シクシク…


ん?


「そんなこと言うなよ!愁はいいやつなんだって」

「愁って、真面目軍団1の女好きの?」

「そーだよ」