俺と大我はヤンチャばかりして、よくセンコーとかサツに追いかけ回されては怒られてたっけな。
そんな俺達をよく思っていなかった、真面目軍団がいたんだ。
で、その真面目軍団にいたのが愁と藍兎。
その時の俺は、何でも自分が正しいと思っててさ、
俺達とは正反対の真面目軍団を一方的にムカついていたんだよな。
でも俺達と真面目軍団は関わりがないから、結構距離を置いて毎日過ごしてたんだ。
中2の終わりくらいだっけなぁ。
俺と大我が暇潰しに桜公園に行ったら、柄の悪い連中…不良ってやつ?に絡まれていた藍兎がいたんだよ。
「橘の奴、何やったんだろーな?」
「興味ねぇよ。つか、ねみぃ」
「そー言うと思った」
ククッと笑う大我。
それが聞こえたのかは知らないけど、藍兎に絡んでいた不良の一人がこっちを見たんだ。
