「空〜」

「何よ」

「変な人にしか見えへんで?」

「べ、別にいいわよ。どーせあたしは、変な人だから」


それよりも、苺メロンパン…。


今日も美味しそうだったな、苺メロンパン。


「咲本凪裟のバ「凪裟って、そんな趣味あったっけ?」


あたしの言葉を遮るかのように教室に入ってきたのは、いつも咲本凪裟と行動を共にしている不良・水嶋大我[ミズシマタイガ]。


水嶋大我がいるイコール傍に咲本凪裟がいるイコール苺メロンパンを持っている。


苺メロンパン…。