となりの席の伴君。




帰りのホームルーム。



「んじゃみんな気をつけて帰るんだよー、さよなら!」



松井先生が嫌になってくる、そんな自分が大キライ。


松井先生を見ると羨ましくて羨ましくて…嫉妬してしまう自分が大キライ。


涙が出そうになる自分が大キライ。



わたしはすぐにトイレに行った。


トイレに入ると落ち着く。
泣ける場所って思えると安心できる。



松井先生は悪くないんだよ、って自分に言い聞かせてわたしはトイレを出る。



いつも通り、トイレから出て教室に入り、自分の席にもどった。


するとあるものが目に入った。



「あれ…?ばんそうこう…」


わたしの机の上にはばんそうこうの箱が置いてあった。




「あ、それさっき伴が置いてったよ。あやながケガしてたからって!」


近くの席の子がそう教えてくれた。



「……伴くんは!?」


わたしの気持ちが動き出す。



「えっ…もう帰ったけど…ちょ、あやな!?カバン!!」



わたしはカバンを置いて走り出した。

どうしても今、あなたに会いたいから……