しょうがないから家に帰るまで我慢するしかないか。
そう思っているときだった。
「伴、あんた今日シャンプーちがうでしょ」
うしろから松井先生の声がした。
「おう、よくわかったな。いつものもうなくなったから変わった」
嫌でも聞こえてくる伴くんと松井先生の会話。
ここから逃げ出したい…
隣でゆいは心配そうな顔をしている。
わたしは気にしてないふり。
心の中ではこんなにも気にしてるのに。
てゆーか、シャンプーが変わったなんてわたしでも気づかなかったよ。
あ、そっか…
わたし今、伴くんの近くに行けないから知らなかったのか…

