けどすぐにその表情が曇る。
「おれさ…わかっちゃった。
中野は伴のこと…好きなんだろ?」
…え、なんでわかったんだろう。
そんなわたしってわかりやすいかな?
「だいたい中野わかりやすすぎ!
あきらかにこいつと松井先生が話してるとき不機嫌になってたし、
まさか泣くとは思わなかったけどね。」
寂しそうに藤原くんが笑った。
嘘はつけない。
となりでぐっすり眠っている伴くんを見て言う。
「うん、わたし伴くんが好きなんだ。
だれになんて言われてもわたしは好きだし、伴くんの松井先生への気持ちだってわかってる。」
けど…
「けどそれでも好きなんだよね」

