伴くんもわたしをぎゅっときつく抱きしめた。
わたしが離れないように、強く…強く…
「ほんとは卒業したら帰ってくる予定だったけど…
母さんが父さんのこと心配になったから帰っても大丈夫って言ってくれた。
姉ちゃんは母さんのところ残るって。
また同じ学校、通えるな…」
わたしは伴くんの胸の中でたくさん頷いた。
うしろで伴くんのお父さんが微笑みながら伴くんと見つめあってるのをわたしは知らなかった。
伴くんはわたしの首にハートのネックレスを付け、笑った。
「あやな、愛してる。」
伴くん…1年経ってもまだあなたの席は残ってるよ。
またわたしの隣は誰もいない席だったよ。
でもこれからは寂しくないね。
その席に伴くんが座るはずだから…

