「はい、静かにー。 ホームルーム始めるよ!」 そう言ったのは担任の松井先生。 美人なのに独身で生徒からは すごく人気な先生だ。 わたしも黙って席に着く。 「あれ?…あーっ!! またあいついないじゃん!!! あのやろーっ……」 美人なわりに口は悪い松井先生。 わたしの隣の席を見て、そう言ったのだ。 そう、わたしの隣の席の伴くんは 授業をよくサボる… いわゆるヤンキー?というやつなのだ。