「…久しぶり」 「久しぶり」 その優しいしゃべり口調は相変わらずだった。 あの文化祭のときが…嘘みたい。 「あんた、よくそんな軽々しくゆいに話しかけられるね」 ゆいはわたしがそのことを話してから藤原くんにつっかかる。 藤原くんは切ない顔をした。 「あのときは…ごめんな。おれ、おかしかったよな。」 そんなこと今は気にしてない。 だからわたしはめいっぱい笑って言った。 「大丈夫だよ!」 ゆいもそのわたしの姿に安心しているようだった。