わたしは残念ながら、伴くんの前の家までの道を知らない。 1回だけ行ったことはあっても、道は覚えていない。 けど伴くんが地図も何も置いていかなかったのはきっと… わたしは目の前のドアを静かに開けた。 中には微笑みながらこっちを見る美人な人。 「松井先生…」 そう、伴くんはたぶん、松井先生に聞けって言ってるんだと思う。 だからといってもう嫉妬はしない。 わたしの大好きな先生だから…