「それでね、わたしは伴くんにくっつきながら言ったの。
『あやなちゃんじゃなくて、わたしにしない?わたしじゃダメなの?わたし、伴くんのことが好き』って。」
伴くん…そんなこと一言も言ってなかった。
心がチクンと痛んだ。
「そんな心配そうな顔しないで!
伴くんの答えは…こう…」
わたしはドキドキしながら次の言葉を待った。
「『俺は明日、引っ越す。俺といま付き合っても意味ねーぞ!
俺、なんとも思わないやつになら引っ越すこと簡単に言えるんだ。
けど…好きな女にだけは言えねえ。
大切な人との別れがこえーんだ。
俺がこんなに想ってるのは、あやなだけ。』」
わたしは伴くんに出会ってから泣き虫になった。
けど…うれし涙のが確実に多いんだよ。

