「わたし……わたし、伴くんが引っ越すこと知ってた。」
え……りなちゃんが…なんで?
一瞬、嫌な気持ちになった。
そんな自分が嫌になる。
「去年の文化祭の日…りなちゃん走ってどこか行っちゃったでしょ?」
伴くんとりなちゃんがくっつく姿を見たくなくて、その場から逃げたんだ。
「そのあと、わたしは伴くんが好きだからさ…正直喜んだの。ごめんね。」
「…知ってる。りなちゃんの嬉しそうな顔、今でも思い出せるもん。」
わたしがちょっと意地悪いうと、りなちゃんはくすっと笑った。
「あ、やっぱり?」
「うん」
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