「…先生こえーからやった方がいいんだよなあ?」 「…はい」 「やってねーどころか持ってきてねーって論外だよな?」 「……はい」 伴くんの言うことにグサグサ心に何かが突き刺さる。 本当に怖い先生なんだよね…どうしよ… 私が考え込んでいると、伴くんがわたしの机に紙を置いた。 「…変なやつ」 そしてふっと笑って教室を出て行った。 その紙をみると、宿題のプリントだった。 しかも伴くんはちゃんと問題を解いていた。