そのあとのことは、はっきり言って覚えてない。 ただぼーっとしていたら、いつのまにか授業がすべて終わっていた。 すると松井先生がわたしのところへ来た。 「ごめんね、中野。中野だけには絶対に言うなって言われたんだ。 それで…これ、預かってた。」 先生が差し出したのは手紙だった。 こんなん…ドラマとかでよくあるじゃん。 お別れとかみたいで嫌。 わたしが受け取らないでいると、松井先生が言った。 「伴が一生懸命書いたんだから…読んでやって。」