「…え?」 やっと言葉が出た。 そんなこと言われても、信じられるわけがない。 「俺がどんだけ中野のこと好きだったかわかる? 伴よりも前からずっと。入学式の日に一目惚れしたんだから。 なのに…」 わたしは藤原くんに抱きしめられた。 「やめてっ…藤原くんっ…」 必死に抵抗するけど、力じゃ敵うわけがない。 「なのになんで伴なんだよ…っ」 藤原くんは声を押し殺して泣いてるようだった。