砂浜でしばらく寝転がってると、少しうとうとしてきた。 「おれさ、あやなとどっか遠く行きてーなー」 伴くんが寂しげに呟くから、わたしも寂しい気分になる。 「…どうしたの、急に。」 「ずっとお前といたい。今日はもう帰らなきゃ、お前の親が心配するだろ? 夜も離れたくねー」 照れているのか、わたしを全く見てくれない。 けどわたしは嬉しくて伴くんから目が離せないよ。 「うん…心はずっとそばにいるよ…」 ずっと そばにいる。 本気でそう思ってたのはわたしがまだ子供だったからかもしれない。