「え、伴くん…」 「…"太一"がお前のことそー呼んでたから、悔しくて呼んでやった。 お前もあいつのこと呼び捨てにしてんなよなー」 伴くんはそう言うとわたしをぎゅっと抱き寄せた。 日にあたり、暖かくなった砂と伴くんの温もりが心地いい。 「うん、ごめんね…伴くん」 「そこは優介って呼んでくれるとこじゃねえ?」 「だって伴くんの名前好きなんだもん」 「だから名前じゃねーよ!」 「ちょ、髪ぐしゃぐしゃにしないでよー!」 なんだ、わたしたちじゅーぶん恋人らしいよね。