「伴くん!」 わたしは伴くんに駆け寄った。 すると茶髪男はしぶしぶどこかへ歩いていった。 伴くんははぁーとため息をついた。 「…伴くん、行こっか?」 伴くんはまだご機嫌ななめみたい。 映画の席につくと、まだ時間が早いせいか周りに人がいなかった。 「わー、わたしたちだけだねー」 ……なにゆってんのわたし!! 自分で言ったくせに顔が赤くなる。 「…ははっ!!」 それを見た伴くんが笑った。 「かわいい。」 あ、やっと言ってくれた…。