そう思いながら、わたしがいすに座って伴くんを待ってるときだった。 「ねぇねぇーきみきみー、映画おれと一緒に見なーい?」 ぱっと顔をあげると、茶髪にピアスじゃらじゃらのいかにもはっちゃけてる男。 「いや、見ません。」 わたしは大好きな伴くんと見るんだもん。 あなたみたいな暇つぶしにわたしは付き合ってられないもん。 「えー、じゃあさじゃあさー「ねえ、なにしてんの。」 それは茶髪男の声ではなく、伴くんの低い声だった。 いつもより声が低かったからわたしまでびくっとしちゃった。