となりの席の伴君。




わたしは伴くんに気づかれないよう、そっと机に座った。


伴くんは寝たままだ。



ホッとしたけど…やっぱりちゃんと謝った方がいいよね…。




「あ…あのぉー」


思い切って声をかけてみるが、返事がない。


「あの!伴くん!!」

「あ゛?」

「ひっ…すみません!!!」



伴くんの怖い声に思わず謝ってしまった。


伴くんは起き上がってアクビをしたあと、わたしの方を横目でみた。



「なに」


やっぱり冷たい…

昨日の優しさはなんだったのかなー。