とりあえずファミレスでご飯は済ませた
そして行くとき散々迷っていた道だったが
俺が望んでいる時に限ってすんなり駅についてしまった
あー迷っていたかった
別に弥生のお母さんが苦手とかいうわけではない
本当にいい人なんだが
………なんかなーって感じ？
まあ説明は後だ
とりあえず弥生の家の最寄り駅に着いて
そして歩くこと10分
「この間ね栄ちゃんの話してたら
お母さんちょー喜んでてさ
それからもう気分が乗っちゃってさ
ケーキ作って待ってるとか言い出して
今日めっちゃ喜んでくれると思うよ！」
「そ、そうなのか！いやー俺も嬉しいなーははっ」
そして
「はい！上がって！」
弥生の家に着いた
弥生はドアを開ける
弥生がドアを開けた瞬間
「え？」
なぜ玄関の前なのかわからないが
「おー！弥生おかえりー！」
弥生の弟の剛史（ツヨシ）がゲームをしていた
「あら？栄助君じゃん！久しぶりー！」
「うん久しぶり。何してんの？」
「何ってゲームだよ？」
「いや、玄関でやるもんかな？」
「妙に落ち着くんだよねー」
謎カノの弟も謎だった
「剛史、ちょっとどいて栄ちゃん通るんだから」
「ごめんな剛史」
剛史をまたいでリビングへ向かう
そして
【ガチャー】
リビングへ入る
その台所には
弥生のお母さんがいた
