「子供たちに好かれてないなんて
可愛そうです」
やっぱりこいつか…
声の主は弥生
子供たちに寄られなかった俺を見て見下すように笑っている
「うるさいわ!
お前も誰かと組めよ」
「組んであげてもいいですよ?」
「は!?」
同情してやがる!
「冗談じゃねえよ
別の人んとこ行けし!」
「早い話、誰かと組めばビンゴの紙を早くもらえるんですよ?
だからそんな尖ってないで私と組んでください」
くそぉ!言い方うざいけど正論だー!
参加者のわがままを聞いてあげるのが役員の仕事だ
断ってどうするお兄さん!
「わかったよ、ほら、紙」
「わーい」
そうだな、俺が大人になればいいんだ
うん。冷静になろう



