こうしてクラスを決めるための霊力テストが始まった。


『ねえねえ、穂波。この中にSクラスに入る人ってどれくらいいるの?』


「あんた知らないの??」




何を...?



「その様子じゃ知らないみたいね。
 小川棗、如月唯斗、尾畑日向、斎藤竜輝、この4人がSクラスに入る人だと思うわ。この4人は貴族の子で、霊力もすごいらしいわ。あと、かなりの美形だって。」





そんなにすごい人たちなんだ~。







『でも、こんな地味っ子には関係のない話だね。Sクラスになろうとも思わないし。』




「あなたの無自覚さにあきれるわ...」





えっ!
自分の顔がひどいってのは知ってるって!穂波ひどい...


「次、佐川穂波さん」


あ、穂波だ。


「じゃあ、あたし先にいくわね。」


『頑張ってね!』