“なんだよあの地味女”

“来るところ間違えてるんじゃねーの”

“おさげと眼鏡って昭和かよ”



あ~、色々言われてるね~。




それは今の自分の格好がThe地味子の格好だからでしょ。
・おさげ
・厚底眼鏡
・膝下スカート







自分でもありえないと思っているんだけどさ~、お母さんの命令だから仕方ないんだよ...それに、あたしも普通の高校生をやってみたかったんだもん。




こんな格好をすることになったのはお父さんのせいだけど!!




悪魔殲滅特殊部隊の隊長の顔を知っている人はいないだろうけど、念のためにね!



そんなことを考えながら歩いていると、前によく知っている人の背中が見えた。




『穂波~!!』



この子は親友の穂波!!



この学校で唯一私の正体を知っている人なんだ!

そして、めちゃくちゃ美少女なんだ!私とは雲泥の差だね。
(あなたもありえないほどの美少女です。by作者)



「あ、澪。...何その格好...」


『あはは~これはダサいよね~。』


「かなり目立つわね。あなたも大変ね。」


『あ、名字も変えたんだ!今は足高澪です!』


「わかったわ。」


こんな会話をしながらあたしたちは入学式に向かった。