「あの日は、俺らだけで悪魔退治に行ったじゃないですか。」




直人のあの日の出来事を話し始めた。





「悪魔の数が、いつもの倍以上だったんです。人型の悪魔はいなくて雑魚だけだったんですけど・・・。





 結構ヤバかったんです。


 でも、ある時悪魔が全部退散していったんですよ。」







椿からの手紙に書いてあった


  “早く来ないと仲間が死ぬぞ”




ってこういうことだったんだ・・・






『でも、あの日以来は来ないんだよね??』



「ええ・・・。額に闇色の石を付けてる悪魔が全くでないんです。」