聖蝶魔法学園Ⅰ【完】




『み、みんな嫌なら・・・「いいですよ。」




私の言葉に重ねたのは直哉だった。





「俺たちはATで澪さんについて行くって決めたんです。今更変わらないですよ。」





直哉が言ったのに続き、みんなが言ってくれた。



“俺たちは澪さんについていきます”


“世界を守ります!!”  って。







『みんなありがとっ!!』




そう言って少しだけみんなで笑いあった。







私はこれを大事にしたい。




ATはいつ死んでもおかしくない状況にいる。




だから、みんなで笑いあった思い出も、心の片隅にしまっておくんだ。