誰のか分からなかったから、本を読んでる唯斗さんに聞いてみた。





『これ誰の??』




唯斗さんはすぐ答えてくれた。





「ああ。それは棗のだよ。」



『なななな、棗!?』





なんで棗が??


てか、棗どこいったの??






「澪ちゃん。もうすぐ棗が帰ってくるだろうから返してあげてね。」





『う・・・うん。』





顔のほてりも直さないと・・・!







あわあわしてる私を唯斗さんが笑って見ていたなんて、もちろん私は知らない。