「澪、寮に帰るぞ。」 『う・・・うん。』 棗はなんで私にキスをしたの? ただの気まぐれ・・・? 時間が結構経っていたので、私たちはすぐ寮に帰った。 寮へ帰る道は誰もいなくて静かだったけど、私の心の音はとてもうるさかった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ーーーーーーーーーーーーー 『ただいま~』 私は出来るだけ明るい声でいつも通りに言った。 「澪、おかえり!!」 達樹君が真っ先に迎えてくれた。