聖蝶魔法学園Ⅰ【完】




「澪、寮に帰るぞ。」




『う・・・うん。』




棗はなんで私にキスをしたの?


ただの気まぐれ・・・?






時間が結構経っていたので、私たちはすぐ寮に帰った。




寮へ帰る道は誰もいなくて静かだったけど、私の心の音はとてもうるさかった。



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『ただいま~』




私は出来るだけ明るい声でいつも通りに言った。






「澪、おかえり!!」




達樹君が真っ先に迎えてくれた。