~棗SIDE~ 「・・・んっ。」 ヤベえ・・寝ちまったのか・・・ もう5時だし、帰らねえとヤベえよな・・・ 「澪・・・」 俺は腕の中で眠っている澪を見た。 眼鏡邪魔だな・・・ 澪って眼鏡ないと、“絶世の美女”って感じだよな・・・ おまけに自分では気づいてねえし・・・ 気づいてねえよな、俺の気持ちにも・・・ ずっと、好きだった。 12年も前から・・・ 忘れもしない・・・あのときのカキツバタの女の子だ。 澪は覚えてんのか・・・?