「澪ちゃんは気づいていないだけで、たくさんの人を救ってくれてるよ。達樹のことだって。だから、澪ちゃんはもっと自信を持っていいと思うよ。」 『あ、ありがとうございます・・・?』 疑問形になっちゃったけどいっか! 「・・・じゃあ、僕はもう行くね。」 唯斗さんはそう言って立ち上がった。 「あ、澪ちゃんにアドバイス。」 アドバイス・・・? 「自分の気持ちには素直になったほうがいいよ。チャンスは明日だね。」 『・・・っ////』 唯斗さんは妖しい笑みを浮かべてバルコニーを出て行った。