聖蝶魔法学園Ⅰ【完】




「澪ちゃんは気づいていないだけで、たくさんの人を救ってくれてるよ。達樹のことだって。だから、澪ちゃんはもっと自信を持っていいと思うよ。」




『あ、ありがとうございます・・・?』





疑問形になっちゃったけどいっか!




「・・・じゃあ、僕はもう行くね。」




唯斗さんはそう言って立ち上がった。





「あ、澪ちゃんにアドバイス。」





アドバイス・・・?




「自分の気持ちには素直になったほうがいいよ。チャンスは明日だね。」







『・・・っ////』





唯斗さんは妖しい笑みを浮かべてバルコニーを出て行った。