聖蝶魔法学園Ⅰ【完】





僕はゆっくりと話し始めた。




「僕は今ではSクラスだとかで騒がれてるけど、本当はそんなにたいそうな人間じゃない。                       




       ・・・澪。                                                                  




    俺って捨て子なんだ。」








なんだか不安になって隣にいる澪のほうを 見ると、澪はただ前を見据えていた。






“大丈夫。受け止める。”





雰囲気がそう言ってくれる気がした。






「俺は・・・・・」


さらに続きを話した。