聖蝶魔法学園Ⅰ【完】





「そういえば、澪。」



穂波がまた話しかけてきた。



『なに??』



「澪ってSクラスの中に好きな人っていないの・・・?」




『ブッ!!!』




飲んでいた紅茶をふきだしてしまった。




「汚いわよ。澪って相変わらず馬鹿ね。」




あんたのせいだろうが!!




「それで、澪。好きな人はいないの?」



「それ、あたしも聞きたい!!」




優奈~!

今自分の世界から帰ってこなくてもいいじゃん!!





『好きな人、か・・・・』




恋愛なんて、ブスで地味子の私には無縁の言葉だしな~