「お前らは何の部門に出場するんだ??」





誠也先輩が聞いたのに最初に答えたのは唯斗さんだった。




「僕の能力は“風”ですので、自然能力部門になりますね。」



「俺も自然能力部門だ!・・・です。」





唯斗さんの後に言ったのは言うまでもない・・・・・馬鹿日向だ。





敬語使えてないし!!本当に貴族の子・・・?






「小川はどうなんだ?」




誠也先輩は腕を組んで目をつぶっている棗に聞いた。




棗は目をあけてこう言った。



「俺は自然能力部門に出ます。」



それだけ言ってまたすぐに目をつぶって寝てしまった。





って!誠也先輩は先輩だよ!


こんな態度でいいの!?