聖蝶魔法学園Ⅰ【完】




そして私は毎朝入っていた紙のことから、すべてを話した。




『・・・・・・・・・・・』









沈黙を破ったのは達樹君だった。



「澪、俺たちってそんなに頼りない・・・?」



『別に、そういうわけじゃ・・・』



「そういうことだろ!!」



日向が叫んで、こう続けた。




「1人でやって解決することじゃねーんだよ!周りで心配してくれる奴に気づけ!!」





不意に、昼休みに聞いた直人と直哉の言葉を思いだした。








『・・・・ゴメン』





うつむいたままだした声はちょっとふるえてたかもしれない。