聖蝶魔法学園Ⅰ【完】





私は大丈夫って言ったのだけど、




『わ!・・・ちょっと棗!!』



棗は私のことをお姫様だっこしてきた。

女子が1度は憧れるあれを、外見はすごい王子様みたいなやつにやってもらってるんだよ!




『下ろしてよ!誰かに見られたらどうするの!!』



「黙れ。お前足ひねったんだろ。保健室いくぞ。」




『・・・・分かった。』



棗、気付いてたの・・・?







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ガラっ




「誰もいねーな。」




そう言って棗は私を椅子の上に下ろした。