聖蝶魔法学園Ⅰ【完】




パシッ



いつまでたっても痛みがこないから、目をあけてみると




「棗・・・?」



女の手を止めていたのは棗だった。



どうしてここに・・・?





「おい、おめーら。なにしようとしたのかわかってんのか?」



棗はとても低い声を出して、女子をにらんだ。




「Sの姫に手出したんだ。それ相応の覚悟はしてもらう。」



棗がそう言ったら、女子は真っ青な顔で逃げて行った。








『棗・・・・』


「大丈夫か・・?」



『う、うん・・・』



ちょっと足痛いけど・・・