「あ、りかー!」
「もー、遅いよーあんな」
私たち4人、星田、安藤、りか、そして私はもう廃校になった極山中学に集まった。
私たちの次の代が最後だったらしい。
廃校の理由は人数不足だ。
確かにひと学年20人は少なかった。
「廃校か…」
「あー、俺さみしーよー星田ー」
安藤が星田に抱きついた。
「だめ!安藤は私の!」
そこへりかが2人の間に入った
「星田!あんたはあっちでしょ!」
りかは私のほうに星田を押した
「わっ、ちょっとー、りかー!」
「べつにいいだろ?」
そう言って星田は私を抱きしめた
「てかさ、あんな鈍感じゃなくなったね」
「え、そう?」


