月ノ光





救いの手は


月宮学園
初代学園長。




「君は、二つの性質を誇りに思ったことは無いかい?」


学園長はそう微笑みかける。


「…?」


彼女にとっては不可解だった。


「何を言ってるのか分からないという顔をしているね?

君は世界中の人が欲しいと思っている性質を、
それも二つも持っている。

誇りに思わないかい?」