月ノ光




「……学園長、貴方だったのですね。」

声が震える。

ホールの真ん中に、黒いローブをまとった月宮涼子学園長が立っている。

「えぇ、そうです。私こそが闇ノ子ですよ。」

学園長は変わらぬ笑顔のまま告げた。


まだ信じがたいことだが、そこに居るのは紛れもなく学園長で、そして彼女の言葉に嘘は感じられない。


今この目に映るこの景色が全て夢だったなら……。