「あの、学園長。私は……私たちはこれから――」 「月華さん、何もおっしゃる必要はありませんよ。」 首を振り、私の言葉を遮り、学園長は続ける。 「これからどうするのかは存じあげませんが、無理はしないでくださいね? ……月華さんには、私が居ることを忘れないでください。」 「学園長……。」 目頭が熱くなるのを抑え、私は強く頷いた。 「それだけ言っておけば、私は安心していられます。――行ってらっしゃい、月華さん。」 満足そうにする学園長に、感謝を込めて一礼をし、私は学園長室を後にした。