「何かありましたか、月華さん?……と聞くのは野暮でしょうか。」 眉を下げ、そう言った学園長は、私がここに来ることを予期していたようだった。 「先ほど、四大貴族の皆さんと月華さんの外出届が来たところでして。 もちろん、許可は出しますから安心してくださいね。」 学園長は、机の上に置かれた5人分の”外出届”と書かれた用紙に触れた。