月ノ光




「月華、寝てないだろ。」

桃香の時と同じく、寝不足に気付かれてしまった。


「月ノ書」のことを言うわけにもいかない。

「ええ。でも、大丈夫。」

「無理はするなよ?」

そう言って、雅は私の頭を軽く叩いた。


雅の手のひらから伝わる温かみは、私に安心感をもたらしてくれた。