月ノ光




「じゃ、行こっか。そんなに時間があるわけじゃないでしょ?」

桃香に手を引かれる。


日食は午後3時。

移動する時間を考えると、そこまで余裕があるわけじゃない。


女子寮を出ると、いつもの場所に雅と祐は少々眠そうに立っていた。

学校としては今日は休日にあたるため、学校や寮はいつもより静かだ。